2018.05.09
梅雨の時期 お家にカビが発生した時の対処方
こんにちは。
もうすぐ、梅雨の時期ですね。
雨の日が多く
すっきりとした晴れ間が恋しくなる梅雨…
洗濯物が乾かないのに
雨に濡れて着替えれば洗い物は増えるばかり
家事をするものにとっては非常に憂鬱な期間ですね。
そして、ジメジメとした空気で
この時期に発生しやすくなるのが
「カビ」
本日は、「カビ」が発生した場合の
掃除方法・対処方をご紹介します!
まずはカビが発生する状況と原因
カビは
「じめじめとした湿気(湿度70%以上)」と
ホコリ・人のアカなどの「汚れ」
「気温が25~30度」の条件が整うとどんどん増殖します。
場所別の掃除方法・対処方法
1.壁紙に発生したカビ
壁紙に発生したカビは
アルコール(消毒用エタノール)で落とします。
まずは壁紙の下に新聞紙を敷きます。
カビに向けて「消毒用エタノール」を
入れた霧吹きを吹きかけます。
すぐに乾くのですが、その部分を
固く絞った雑巾で下の新聞紙に向けて拭き落とします。
これを3~4回繰り返します。
エタノールでカビ菌は死滅しますが
黒いシミは残ってしまいます。
この「黒」はカビが持つ色素で
大変強力なしつこさがあります
すでにカビは死んでいても、色素だけは残ってしまうのです。
そこで重曹を使って黒いシミを取り去ってしまいましょう。
重曹に数滴の水を含ませて
トロトロにします。
ビニール手袋をした指にそれをつけて
直接壁に塗り付けます。
シミが濃い場合や数が多い場合は
たくさん塗り付けてから
ラップをして10~20分ほど放置して
その後拭き取ります。
状態によって多少とれにくいことも
ありますが繰り返すとほぼ取れるはずです。
薄手の壁紙の場合は
つけたままにすると壁紙が浮いてきてしまうので
数分間放置して拭きとることを
時間の間隔を空けながらやってみてください
2.畳に発生したカビ
畳に発生したカビを落とす際には
まず窓を開けて換気をしながら行いましょう。
消毒用アルコール(エタノール)を
スプレー式容器に入れて
カビ全体に吹きつけます。
そのまま15分ほど放置します。
小分け容器に入れた消毒用アルコールに
浸したブラシで畳の目に沿ってカビをかき出します。
かき出したカビをすくって
小分け容器に入れた消毒用アルコールの中で洗います。
畳についているカビが取れるまで繰り返します。
カビが取れたら
消毒用アルコールを吹きつけながら
乾いたぞうきんで畳の目に沿って拭きます。
最後によく乾燥させましょう。
3.クッションフロアに発生したカビ
丈夫で汚れに強いので
水回りなどによく使われるクッションフロア。
そんなクッションフロアにカビが発生して
しまったら…
カビ部分にアルコールを
広めにたっぷりと吹きつけ
水気が切れるまで少し待ちます。
中性洗剤を水で薄めた洗浄液で雑巾を固く絞り
その雑巾でカビを集めるようにして拭く。
カビを落とせたら
新しい雑巾をただの水で固く絞り
洗剤を残さないように拭き取ります。
水気を残すと滑るので乾拭きでしっかり水分を取って完了です。
アルコールの除菌で上手く落ちない場合は
漂白剤などを使ってみましょう。
まれに漂白剤を使って消毒しても
黒ずみが落ちないことがあります。
その場合はクッションフロアの
裏側からカビが出てきていることが
原因の場合があります。
クッションフロアの裏側に
湿気が溜まってカビが繁殖し
下の床材なども傷んでいる可能性が高いので
早めに対処する必要があります。
家庭でなんとかするのはかなりむずかしいので
業者に問い合わせて見てもらうのが安心です。
いかがでしたでしょうか?
カビは放っておくと
どんどん増殖し、人体にも影響を
与えかねません。
発生した場合は速やかに
掃除し、二度とカビが発生しない
ようにしたいですね。
カビ除去・対策についての
お問い合わせはこちらから
2018.05.08
2018年「レッドライトアップ」プロジェクト
こんにちは。
本日5月8日は
「世界赤十字デー」です。
皆さんも一度は聞いた事がある
赤十字
その赤十字の原点。
それは1859年にスイス人の
アンリー・デュナン(赤十字の創始者)が
イタリア統一戦争の激戦地ソルフェリーノで
「苦しむ人は敵味方関係なく救護しなくてはならない」
という思いを持ったことがきっかけです。
アンリー・デュナンの誕生日である5月8日を
「世界赤十字デー」と定め世界190カ国と
地域に広がる赤十字・赤新月社に関わる
一人ひとりが、赤十字について原点に立ち戻ります。
そして赤十字の7つの基本原則というものがあります。
『人道』、『公平』、『中立』、『独立』、『奉仕』、『単一』、『世界性』の7つの基本原則
この7つの基本原則は赤十字の
長い活動の中から生まれ
形作られてきました。
「人間の生命は尊重されなければならない。
苦しんでいる者は、
敵味方の別なく救われなければならない」
という「人道」の原則こそが
赤十字の基本で、
他6つの原則は「人道」の原則を
実現するために必要となるものです。
また赤十字のマークにも
意味があり、約束ごとがあります
赤十字マークは戦争や紛争などで
傷ついた人びとと、その人たちを
救護する軍の衛生部隊や
赤十字の救護員・施設等を保護するためのマークです。
紛争地域等で「赤十字マーク」を
掲げている病院や救護員などには
絶対に攻撃を加えてはならないと
国際法や国内法で厳格に定められています。
つまり赤十字マークは
いざという時にわれわれ国民一人ひとりを守るマークなのです。
また赤十字マークは病院や医療を
象徴するマークだと思っている方も
少なくないかと思いますが
このようにとても大切な意味をもつマークであり
その使用については赤十字社と
法律等に基づいて認められている
組織に限られています
もちろん一般の病院や医薬品などに
使用することは禁止されています。
ちなみに赤十字マークの配色は
赤十字の創設者アンリー・デュナンの
祖国であるスイスに敬意を表して
スイス国旗の配色を逆にしたものが基になっています。
全世界で活動を行っている
赤十字運動への理解を
深める事を目的として
毎年5月上旬
全国を赤十字のシンボルカラーである
赤い光で照らします。
新たに世界遺産の「富岡製糸場」や
「広島城」といった歴史的建造物
表参道ヒルズなどのランドマークをはじめ
さまざまな企業や商業施設が参加されています。
北陸でも
金沢では金沢城 石川門
富山ではインテックビル(タワー111)
が期間限定で赤くライトアップされます。
このレッドライトアップを
見ながら、普段は忘れがちな
自分自身の健康や
周りにいる人たちの健康に
感謝したいですね。
2018.05.07
珪藻土とカビ
こんにちは。
GWの晴天が嘘のように雨が降っていますね。。
もうすぐ湿気がひどい梅雨の時期がやってきます。
今回は湿気対策としてよく使われる「珪藻土」と
カビの関係についてです。
最近は身近な存在になっている「珪藻土」。
珪藻土マットや珪藻土のコースターなど、
すっと水を吸い込んでくれる優れものです。
お家づくりでも珪藻土や漆喰などの天然素材による
塗り壁が多くなるとともに、
カビの問題も発生しています。
例えば
壁に珪藻土を塗ったけれどカビが生えてしまった
・・・というようなトラブルです。
なぜ珪藻土を塗ったのにカビが生えてしまうのでしょうか??
まずは、カビの発生するメカニズムです。
カビの元となる胞子と呼ばれる原因菌は、
目に見えませんがどんな場所にも無数に浮遊しています。
それら胞子が湿度・温度・栄養・酸素の条件が整う事によって一気に繁殖します。
天然素材である珪藻土には、室内の湿気を吸ったり吐いたりする
「吸放湿性能」と言う特徴があります。
この特徴から、
珪藻土がカビの大敵である湿度を吸ってくれるので
カビの発生を抑制すると謳われることが多いです。
ただ、室内の水分を吸ってくれることで
室内環境は良くなるのですが、
「吸放出性能」の「放」、つまり
「吸った水分を放出する必要がある」のです。
水分を吐かせてあげないと、カビの原因になる湿度をずっと蓄えたままになり、
そこにカビの胞子が付着し、限界量を超えてカビが発生します。
対策としては、こまめに換気してあげることです。
近年の住宅は気密性が非常に高く、
カビが発生するのに好条件です。
特に北側のお部屋は要注意です。
特性として珪藻土自体にはカビの抑制効果はありません。
この珪藻土の特性を良く知って
梅雨の時期のカビ問題の対策をしましょう!