2018.11.04
石油ストーブと結露|美しい人になる 家元の家。
こんにちは!
キムチ鍋が恋しくなってきました
富山ディレクター佐伯です。
冬が近づいてきて、何かしらの暖房を
もうつけている方も多いかと思います。
今日は、石油ストーブと結露の関係についてです。
エアコンと石油ストーブを比較して、
石油ストーブの方が暖かいと感じたことはありませんか?
まずは
石油ストーブはなぜ暖かいのか?
人にとって石油ストーブの方が暖かいと感じるのには
二つの理由があります。
①直火による輻射熱の影響
(輻射熱により、空気が暖まるのではなく床や壁、体の芯から暖まります)
②燃焼時に生じる水分が湿度を高めること
この二つによって体感温度が高まっています。
今回はこの②について。
灯油を燃焼する際、大量の水蒸気が
放出されていることをご存知ですか??
その量はなんと、、
灯油1リットルあたり水1.13リットル!
これだけの水分を放出していることになるので、
窓のサッシ廻りなどが結露しやすくなってしまいます。
なぜこんなに水分が放出されるのか?
答えは灯油を燃やしたときの化学式にあります。
灯油は、炭素(C)と水素(H)を含んでいます。
↓
これを燃やすと、空気中の酸素(O)と結びつきます。
↓
すると、炭素は二酸化炭素(CO2)へ、水素は水(H2O)に変化します。
この化学式により、石油ストーブを焚くことで
室内に水分が放出されます。
結露はお家の構造から劣化を進行させるもの
なので、十分に注意する必要があります。
詳しい対策方法は過去の記事を参考にしてみてください。
→「結露の原因と対策」
石油ストーブによる結露に困っている、、という方は、
こまめに空気の入れ替えをするか、
石油ストーブからエアコンに替えてみてはいかがでしょうか?
北陸の寒い冬にも対応できる「暖房強化型エアコン」というのも
最近ではよく使われています。
家元では、エアコンの取り付け工事なども承っております。
お気軽にお申し付けください。
結露の仕組みを理解して、快適に冬を乗り越えましょう!