values and way行動方針

社是である「家魂匠才」とは、
家の魂(肝心要)は匠(職人)の才能によって吹き込まれる、という意味です。
わたしたちは1棟1棟に職人の知と技を宿すことを宣誓し、
伝統芸能ともいうべき家づくりを広く伝えていきます。
- を愛し、
- 我々は、家族を愛するように、家を愛する。わが子を産み育てるときと同質の愛情をもって、1棟1棟に本気で取り組む。家は、単なる商品を超えた産物であるとの認識を持ち、けっして私利私欲の道具としてぞんざいな扱いなどせぬことを宣誓する。
- を敬い、
- 家づくりとは、人づくりに他ならない。いわば、人の人生や人格さえをもつくるのがわたしたちの仕事である。人に対する敬意こそが仕事の礎といっても過言ではない。人への敬意は人への真剣さを生み、我々の仕事を真摯なものにする。
- を尊ぶ。
- 家元の創業は、職人への尊敬の念に端を発する。我々は、正統な家づくりは職人の知と技が不可欠であることを知っている。家元にとって職人は、共存共栄のパートナーであることはもとより、利害関係を超えた家族のように愛し守り抜く存在である。

智・信・仁・勇・厳は、
世界最古の兵法書を綴った孫子(孫武)の言葉。
孫子はこれをリーダーに求める五つの条件として挙げていますが、
現代に生きるわたしたちの仕事論にも見事に通じます。
わたしたちは、この普遍的五条件を
家元の経営理念や事業観念をふまえて独自解釈し、
自らの行動指針として据えます。
- 恵を
使っているか - 「智」とは、全体の状況を判断する知恵のことをいう。すなわち情勢を読む力。先見力、予見力である。つねに先回りする。次に備える。それが智恵を使うということである。いつも全体を見渡し、先を見通すことを心がけよう。
- 頼を
得ているか - 「信」は、仕事をするうえでの絶対条件。相手を欺き、二枚舌を使う人のもとには人も仕事も集まらない。大事なことは、嘘をつかず、約束は必ず守ること。「あなたのことは信じられる」。そう思ってもらえる人間になろう。
- 義を
守っているか - 「仁」とは、思いやり。相手の立場になって考える心に“仁義”の本意がある。他者を知り、他者を認め、他者を気づかうことが“仁義を守る”ことである。自分の利の前に、他人の利を考えて動こう。
- 気を
持っているか - 「勇」とは、逃げ出さない勇気。困難や面倒は誰の前にも訪れるものだが、そのたびにあきらめたり、ごまかしていては一歩も前に進めない。苦難の時、たとえ1%の可能性でも成功を信じて取り組もう。
- 格を
貫いているか - 「厳」とは、自分自身に厳格であること。自らに厳しく自らを律する人は、周囲に元気や活力をもたらす。言動がポジティブで、歩みの正しさを感じさせるからだ。厳格な人は明るく元気な人である、と肝に銘じよう。